- 組織名
- バイオファン技術振興会
- 所在地
- 〒220-0011 神奈川県横浜市西区高島2丁目11-2 スカイメナー横浜810
電話:045-453-6014
- 代表
- 稲葉宏哉 (経歴はこちら)
バイオファンは、工業大学における物理教育の教材として活用されていたものであった。水質改普対策の行き詰りの現状を、物理学で打開して見せて、工学と物理学の着想の違いを印象づげるのが、バイオファンによる実践教育の狙いであった。
流体力学の盲点を衝いて構築した、桁違いの省エネ理論で水を耕すと、光合成で生じた膨大な酸素がヘドロに供給されて水底が生き返り、池・湖沼・入り海は宝の漁場に生まれ変って水も浄化される。この原理、つまり"耕水原理"は、広大な水域の浄化に必要不可欠な原理として、今にして、多方面で活用されるようになって来た。
わずか蛍光灯1本分の電力で多量の水を耕して、2500m2の水底に酸素を供給して、泥臭くない良質のエビを1. 5トンも生産した実績と、2.3トンの餌を投入しても、水も水底も腐敗しないという浄化力が高く評価されて、バイオファン養殖は目覚ましい躍進を遂げ、アジア全土に普及される勢いを見せている。また、日本においても、ここ数年、大自然の自浄作用が注目されるようになり、耕水原理は多くの分野で活用されつつある。
特に、国土面積の54%に及ぶ、738カ所の過疎地を抱えている日本においては、過疎地に目もくれないで、利便性ばかりを追及して来たハイテクよりも、中高年世代や仕事場を求める若者にマッチした、命の源泉を満たす技術の開発が急務である。湧き立つ夢と希望で、全国の池・湖沼・入り海の水を耕して水環境を護り、蛋白源確保の一端を担いながら、生きる意義が実感できるような技術の開発が切望されている。耕水原理はこれに応えるもので、21世紀の未来を拓く、地域興し国興しの原理である。
バイオファン技術振興会 会長 稲葉宏哉