耕水原理

耕水原理の特性と効果

(5)換気効果で汚れの負荷が軽減されて水も臭わなくなる

 光合成による植物プランク卜ンの増殖は別として、日没後の植物プランク卜ンと動物プランクトンは、好気・嫌気性にかかわらず、有機物を低分子化する方向に作用している。そのため、水底の水や流入水には、腐敗臭や、魚臭、低分子化されたアンモニアなどのような、水質改善策の負荷になる、悪い成分が含まれているのが一般の傾向である。
 しかし、これらの成分は、パイファンで広大な水面に水を広げて外気に晒すことで、窓を聞けて部屋を換気するような効果が現われて、水面から完全に発散してしまうものである。その上、この換気の効果は、外気と接触する水面の面積に比例している。そのため、広大な水峨でも、広さに関係なく、ひと月もあれば、悪臭は完全に無くなってしまう。
 例外は無い。水辺の周辺で暮す人々には大変喜ばれている。