バイオファンが引き起こす流れの理論
耕す水量(湧昇流量)算出公式
図のように、水面(紙面)に垂直に立てた回転軸pから、水面方向に放射状に伸ばして広げた羽根を水に浮かべて、(1-1)式の角速度で羽根を静かに回すと、水底の水は水面方向に導かれて上昇し、(1-2)の式で表わされる、膨大な水量の湧昇流が誘起される。
ω = k0 (1/ρε)1/3 {P/R5}1/3(1-1)
M = (ε2/ρ)1/3 {PR4}1/3(1-2)
- M;耕水量(湧昇流量) [m³/s]
- P;水掻き羽根を回すパワー(電力) [W]
- R;水掻き羽根の長さ [m]
- ω;水掻き羽根の角速度 [rad/s]
- ε;水掻き羽根の形状係数
- ρ;水の密度 [Kg/m³]
- k0;k0 ≧ 1 水掻き羽根の本数と回転数による係数で、本数が増すにつれて、回転数にも依存しなくなって、k0は1に収歛していく。
式(1-2)は、水接き羽根の長さRを10倍にすると、電力を10000倍にしたのと同量の湧昇流が得られるということで、省エネ効果はRの4乗で利くことを教えたものである。